肌トラブル何度も繰り返す方々。肌免疫が十分に機能、働いてないことが原因かも!
いつまでも肌を美しく保てるよう肌トラブルをなくし、肌免疫がしっかり働くような状態を整えておくことが大切です。
より肌免疫を高めるにはどのようなことをしていったらいいのか見ていこうと思います。
肌免疫について
肌免疫が低下する原因、機能についてみていきたいと思います。
免疫機能の働きによっての肌
免疫とは、体にウイルスや細菌のような、有害物質と戦ってくれる機能のことです。なかでも「肌免疫」といわれるものは、肌に備わっている免疫機能を指します。
肌は、常に外部に露出されている部位で外界と接する機会が多いため、花粉、ほこり、紫外線などの外的刺激のダメージ、影響をうけやすいです。
ダメージをそのまま受けてしまうと、肌荒れやニキビなどの炎症が起こります。
そこで、肌免疫が十分に機能すると、体、肌に受けるダメージを最小限にとどめて肌を守ることができます。
肌免疫は、肌を美しく健康に維持するために重要な役割を果たしています。
肌免疫が低下する原因
肌免疫が低下し十分に機能しないと、外的刺激から肌を守れず肌荒れやトラブルが起こりやすくなります。
免疫力が低下して肌のバリア機能が弱まると、紫外線や大気汚染、ほこりや雑菌などの影響を受けやすく、結果として肌荒れや炎症、吹き出物が出ることがあります。
疲れがたまったり、不規則な生活や食事が続くと肌荒れしやすいのは、免疫力が低下していることも一因です。
「肌免疫の向上には、肌免疫をコントロールする役割を持つランゲルハンス細胞の活性化と、肌の常在菌のバランス。」であるともいえるのです。
若年層から高齢層によっての肌免疫
肌免疫をつかさどる細胞に「ランゲルハンス細胞」があります。ランゲルハンス細胞は、炎症を鎮め、有害なものを排除して肌を守る働きがあります。
しかし、ランゲルハンス細胞は20歳を境に高齢になるにつれて徐々に減少していくため、加齢に伴い肌免疫が低下してしまうのです。
生活習慣の乱れによっての肌免疫
寝不足、偏食、ストレスが溜まる生活を続けていると血流が悪くなり、肌に栄養と酸素がいきわたらなくなります。すると、ターンオーバーのサイクルが乱れて肌状態が悪くなり
免疫が低下してしまいます。
肌状態が悪いままにしておくと、ランゲルハンス細胞の機能も低下し、肌免疫はどんどんと下がり悪循環になるため注意が必要です。
過剰な紫外線、乾燥によっての肌免疫
空気の紫外線、乾燥は、ランゲルハンス細胞による肌免疫で鎮静化できます。しかし、あまりにも刺激が強すぎると、ランゲルハンス細胞は紫外線、乾燥によるダメージを
鎮静化したのち死滅してしまいます。
過剰な刺激を肌が受け続けると、ランゲルハンス細胞の数はますます減っていき、免疫機能が低下することにつながります。
ランゲルハンス細胞には2つの機能があります。
(1)ばい菌や有害な化学物質などの異物を見つけて排除する機能
体に侵入してきたものに対し、悪いものなのかそうでないのかを判断し「悪いものだから攻撃しないといけない/無害だから攻撃しなくてよい」
と全身の免疫系にどう対処すべきか情報を伝える司令塔のような役割があります。例えば、ランゲルハンス細胞を始めとする樹状細胞がばい菌などを捕まえ
全身の免疫系に伝えると、そこで排除反応が起こるのです。つまり、肌はもちろん、体の内部で起きるトラブルを防ぐ大事な機能を持っているのです。
(2)紫外線や乾燥といった刺激への反応を鎮静化する機能
肌は外部と面しているので、常に紫外線や化学物質など様々な刺激を受けています。そういった刺激に肌が過剰に反応してしまうと肌トラブルにつながったり、
肌の老化を加速させることに繋がってしまいます。トラブルを防ぐために、刺激に対する反応を鎮静化する必要があり、その役割をランゲルハンス細胞が担っています。
上述した原因を踏まえて、肌免疫を高める方法について考えていきましょう。ここでは、肌免疫を高める方法を4つ紹介します。
栄養バランスのよい食事をとる
肌のターンオーバーを活性化させるため、栄養バランスのよい食事をとることによって肌免疫は強化できます。
主食、副菜、主菜、乳製品、果物など、1日に必要な栄養素すべてを摂れるような食事を心掛けるとよいでしょう。
また、免疫細胞が多く存在する腸内を整える食事も肌免疫向上に有効です。食物繊維が豊富なごぼう、大麦、カボチャ、昆布、
善玉菌を増やすヨーグルト、チーズ、漬物などの発酵食品を取り入れることをおすすめします。
肌にやさしいスキンケアを行う
化粧品に入っている成分にこだわることで肌に負担をかけないために、
肌にやさしいスキンケアを行いましょう。
化粧品も肌に刺激となれば、免疫を下げる原因になります。
石油系の界面活性剤配合の化粧品はランゲルハンス細胞の触手はリン脂質でできており、石油系界面活性剤によってリン脂質を溶かしてしまうため、
使わないようにしましょう。なぜなら、肌免疫低下につながります。
その一方で、アミノ酸が配合された化粧品は、ランゲルハンス細胞の活性化に有効です。
アミノ酸はこれまで作物の抵抗力を高めるために使用されております。また、肌にもアミノ酸を供給することで免疫細胞を十分に働かせ、
肌トラブルから守ってくれることが期待できるのです。
質の高い睡眠
睡眠中には成長ホルモンが分泌され、日中に受けた紫外線などのダメージから肌を回復させます。
肌免疫を高めるには、質の高い睡眠をとることが大切です。そこで十分に回復できれば、引き続き免疫力を維持して
外的ダメージから肌を守り続けることができるのです。
就寝前の過ごし方によって質の高い睡眠をとることができます。理想の就寝までの過ごし方とは
- 飲食は就寝前の3時間まで
- 就寝1時間前までにお風呂に入って体を温める
- 柔軟体操、リラックス時間を取る
- 就寝前、ベッドでの、スマホ画面を見ない
就寝前は、神経を高ぶらせる行為や内臓に負担のかかることは避け、できる限りリラックスした状態をつくりましょう。
普段から眠りにくい方や入眠をよりスムーズにしたいという方は、日中に太陽の光を浴びる習慣をもつことをおすすめします。
日光を浴びると脳内でセロトニンが分泌され、夜にメラトニンという物質に変わります。メラトニンは、睡眠を促進する働きがあるため、
入眠をスムーズにして体をしっかりと休ませ免疫力アップにつながります。
ストレスを開放、ストレスフリー
交感神経を優位に働かせて心身を疲れさせ、免疫を低下させるのはストレスが原因にもなります。
ストレスを受けることによって体内に活性酸素が発生し、肌細胞の酸化を促し、くすみやシワの原因になります。
さらに、血流も悪くするため、細胞に栄養や酸素がいきわたらず肌状態は悪化していきます。
ストレスは、目に見えず少しずつ蓄積していくため、こまめに解消するようにしましょう。
ストレスの解消法は、人によっていろいろと違いますが、好きなものを食べる、音楽を聴くなど多くあり、
自分が心地よく感じるもの、気分がよくなるものなら何でもOKだと思います。自分自身に聞いてみましょう。
私自身、今この瞬間、瞬間で一番何をしたい?何を求める?
好きなことをしてリラックスできれば、副交感神経が働いて免疫細胞であるリンパ球が増加するので肌免疫が高まります。
活性酸素の発生も抑えられ、肌状態も安定し美しく健やかな肌の維持にも有効なのです。
「肌免疫」とは、外的刺激に抵抗し肌をトラブルから守ることです。
肌免疫が低下する原因は「加齢」「生活習慣の乱れ」「過度な紫外線や乾燥」の3つが挙げられます。
肌免疫を高める方法は「栄養バランスのよい食事をとる」「栄養バランスのよい食事をとる」「質の高い睡眠をとる」「ストレスを開放、ストレスフリー」の
4つが重要に関わってきているように思われます。
肌免疫を高める習慣作りして、肌免疫をもっと高め、肌の美しさも左右する健康な肌作りを皆さんも実践してみてはいかがでしょうか。
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